気がつけば年度末、3月も半ばにさしかかり
タイトル戦や棋戦、順位戦の総決算を迎えている
将棋界では本日、大注目の羽生善治九段が登場。
第90期棋聖戦の本戦開幕戦に臨みます。。
<第90期棋聖戦挑戦者決定トーナメント/1回戦>
羽生善治九段-船江恒平六段
羽生九段の今期ここまでの成績は
48戦26勝22敗(.542)。順位戦はA級で7勝2敗。
史上最大6名参加のプレーオフを見事制し
2年ぶりに出場した名人戦は、佐藤天彦名人の前に
2勝4敗で敗れ、名人奪還は成らず。
続く豊島将之八段(当時)の挑戦を受けた棋聖戦も
フルセットの熱戦の末、最終戦で競り負け無念の陥落。
11連覇を阻まれ、一冠後退となりました。。
最後の砦となった竜王戦も
先に王手をかけた第6局で流れを失う黒星を喫すると
最終戦を完敗で落とし、ついに27年ぶりの無冠に転落。
通算獲得タイトル99期、「永世七冠」の偉業を達成した
将棋の代名詞・羽生九段であっても抗うことの出来ない
時の流れと時代の勢いを実感する、将棋界にとっても
大きな節目、転換点となるシーズンとなりました。
大敗や読み抜けは確かに目につくものの、しかし
勝つ時の切れ味や凄味にいささかの衰えも感じさせず
研究将棋の最先端で戦い続ける、その真摯な姿もまた
稀代の勝負師・羽生九段そのもの。。
A級では星一つの差で惜しくも優勝は逃すも
7勝2敗の好成績で堂々の2位でフィニッシュ。
NHK杯では決勝戦進出を果たすなど、来期の巻き返しへ
むしろ期待は高く、将棋ファンの声援が止むことはなりません。
本日は関西の中堅実力派・船江六段と対戦。
日曜日放送(17日)のNHK杯/決勝を前に、果たして
羽生九段がどうのような将棋を披露してくれるのか。。
カリスマの一挙手一投足から目が離せません。
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大一番の舞台は新潟
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大詰めを迎える第77期順位戦
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C級1組の「一番長い日」は白熱の決着。。
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今年の「将棋界の一番長い日」を振り返る
羽生九段は有終の白星を飾るも。。
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王将戦/第4局終局直後の感想
王将戦/第4局・一日目の所感
決戦の舞台は18年ぶりの沖縄
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藤井七段、衝撃の朝日杯2連覇達成!
Source: 柔らかい手~個人的将棋ブログ
NHK杯/決勝を前に。。本日は第90期棋聖戦・本戦/1回戦「羽生九段登場」