【 投了図・141手目▲7二金打 】
投了図での持ち駒
▲渡辺九段: 金、銀3、桂、香、歩5
△佐藤九段: 飛、角2、桂、歩2
前期優勝者及びタイトルホルダーに
賞金ランキング上位者を加えた計12名のトップ棋士が
全国各地を回りながら公開対局を行い優勝を目指す
歴史と伝統を誇るJT杯将棋日本シリーズ。
本日は四国大会が香川県高松市にて行われ
「渡辺明九段-佐藤天彦九段」の好カードが2回戦で実現。
結果は、上図141手までで先手渡辺九段が勝利しました。
6手目△3二飛。
上図での持ち駒
▲渡辺九段: なし
△佐藤九段: なし
戦型は対抗形。
居飛車の渡辺九段に対し、佐藤九段は上図で飛車を振り
趣向の「三間飛車」を採用しました。。
51手目▲2四歩。
上図での持ち駒
▲渡辺九段: なし
△佐藤九段: なし
互いに重厚な「穴熊」を完成させると
後手が角を引き下げた(50手目△5一角)、次の瞬間
渡辺九段が自らの飛車先2筋から仕掛けを開始します。。
【 投了図・141手目▲7二金打 】
投了図での持ち駒
▲渡辺九段: 金、銀3、桂、香、歩5
△佐藤九段: 飛、角2、桂、歩2
そのまま開戦となると、渡辺九段が攻守に圧倒。。
後手に反撃の暇を与えることなく、圧倒的な切れ味で
後手の「穴熊」を崩壊させ、一気に敵将を仕留め上げ
上図で佐藤九段を投了へと追い込みました。。
終局時刻は午後5時3分。
公私ともに親交の厚い佐藤九段から会心の勝利を飾った
渡辺九段は颯爽と、ベスト4進出を決めました。。
Source: 柔らかい手~個人的将棋ブログ
本日は四国大会。。第44回JT杯将棋日本シリーズ/2回戦「渡辺九段、完勝で準決勝進出」