【 投了図・84手目△4七金 】
投了図での持ち駒
▲佐々木七段: 角2、桂、香
△丸山九段: 銀、香、歩3
昨日行なわれました
第68期王座戦挑戦者決定トーナメント/1回戦に
「羽生世代」が誇る4人の名人にも名を連ねる
孤高の天才・丸山忠久九段が登場。。
振り飛車党の中堅処・佐々木慎七段と対戦し
上図84手までで、見事勝利を飾りました。。
32手目△7七角成。
上図での持ち駒
▲佐々木七段: なし
△丸山九段: 角
戦型は「対抗形」
佐々木七段の角道を止めた「ノーマル四間飛車」に対し
生粋の居飛車党・丸山九段はもちろん居飛車で迎え撃ちます。。
駒組みが進み
互いに飛車を合わせた7筋を争点とし緊張が高まると
佐々木七段が6筋の歩を突き、角道が開いた(31手目▲6五歩)
次の瞬間、丸山九段は代名詞である角交換を敢行しました。。
66手目△6四香。
上図での持ち駒
▲佐々木七段: なし
△丸山九段: 角
角交換を合図にいざ開戦へ。。
角・馬の二枚を連結し敵陣に押し込んだ丸山九段は
飛龍の陣で身構える佐々木七段に対し、これでもかと
小駒を攻撃陣に追加し、総攻撃の準備を整えると。。
80手目△4八金。
上図での持ち駒
▲佐々木七段: 角2、桂、香
△丸山九段: 銀、香、歩3
守りは手厚く、攻めに熱い
丸山九段は激辛流の本領を発揮し、一直線の猛攻で
気持ちよく駒を捌き、瞬く間に先手陣を制圧しました。。
【 投了図・84手目△4七金 】
投了図での持ち駒
▲佐々木七段: 角2、桂、香
△丸山九段: 銀、香、歩3
上図の局面で佐々木七段は無念の投了。。
見事な完勝を飾った丸山九段は2回戦進出を決めました。。
前期、7割を越える勝率を残し
今期より順位戦のB級1組を復帰を果たす丸山九段。
(前期成績は39戦28勝11敗.718)。
今シーズンもこれで3勝1敗と好調をキープ。
丸山九段の活躍から今後も目が離せません。。
Source: 柔らかい手~個人的将棋ブログ
激辛流派好調キープ。。第68期王座戦・本戦/1回戦「丸山九段、対抗形で完勝」