8連覇を目指す渡辺明棋王に
22歳の超新星・本田奎五段が挑戦する
第45期棋王戦5番勝負。
ここまで2局を消化し、ともに譲らず1勝1敗。
勝者がタイトルに王手をかける急所の第3局が
本日、新潟県新潟市「新潟グランドホテル」にて
運命の幕を開きます。。
渡辺棋王の今期ここまでの成績は
50戦37勝13敗(.740)。順位戦はA級で9戦全勝。
圧倒的な強さで名人挑戦権を獲得しました。
さらには、天下統一の覇権を争う
豊島将之竜王・名人を完勝で下し棋聖奪取に成功。
将棋日本シリーズでは連覇を飾り、結果を積み上げます。
しかし
春先から連勝に次ぐ連勝を重ね充実のシーズンを過ごす
渡辺棋王の勢いは、大一番連発となった新しい年を迎えると
過密日程もあって疲労の色は隠せず、ここに来て停滞気味。。
豊島竜王・名人と再び番勝負で相まみれた
第5期叡王戦挑戦者決定三番勝負は開幕戦勝利の後
連敗を喫し、挑戦権獲得成らず。その間には平行して戦う
木曜日に行なわれた「将棋界の一番長い日」
A級/最終戦で三浦弘行九段に勝利し、連敗を4で止めましたが
年明けからすでに17局を消化し、数日間隔で大一番を戦い続ける
絶対王者の底力があらためて試される、本局は一戦となりました。。
対します、本田五段の今期ここまでの成績は
52戦34勝18敗(.654)。順位戦はC級2組で5勝4敗。
将棋ソフトを駆使した最先端の研究で頭角を現し
予選初参加で初優勝の快挙で棋王戦挑戦者に名乗りをあげた
本田五段もまた、正念場に立たされ本日の対局に挑みます。。
これまでは驚異的な破壊力を誇る「相掛かり」を武器に
白星を量産してきましたが、王位戦リーグで豊島竜王・名人に
棋聖戦予選/決勝では丸山忠久九段に敗れ、現在は連敗中。。
棋王戦/第2局は堂々の指し回しで番勝負初勝利を飾るも
ここ最近の5局は1勝4敗と調子はむしろ下降気味の印象が。。
後手番となる本日の第3局は踏ん張りどころ。。
超新星は勝利を飾って先手で迎える第4局へと繋げるべく
入念な準備と研究を持って絶対王者の牙城に迫ります。。
11手目▲4八銀。
上図での持ち駒
▲渡辺棋王: なし
△本田五段: なし
気になる両者の対戦成績は
番勝負が初手合いで、ここまで1勝1敗。
第3局の先手は渡辺棋王。
初手▲7六歩~△8四歩~▲6八銀の出だしから
「矢倉」模様の進行となりました。。
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Source: 柔らかい手~個人的将棋ブログ
本日は第45期棋王戦5番勝負/第3局「先手は渡辺棋王、矢倉模様へ。。」