藤井聡太竜王への挑戦権を懸けて
現在進行中の第36期竜王戦挑戦者決定トーナメントは
本日、注目の「佐藤康光九段-三浦弘行九段」の3回戦が
東京・将棋会館にて行われています。。
振り駒の結果、先手を得たのは三浦九段。
その初手で飛車先を突くと、佐藤九段は2手目に角道を開き
対局開始となりました。。
続く3手目に、三浦九段も角道を開いたのをみて
9筋の端歩を突いた佐藤九段は、三浦九段が受けて返した
次の瞬間、「一手損角換わり」を敢行。早々と模様を動かしてから
飛車を2筋へと振り、「康光流ダイレクト向かい飛車」を投入しました。
双方、飛車のポジションが決まったところで
局面落ち着き、両者は息を合わせて自陣の駒組みを進めます。。
銀を4筋の戦場に構えた佐藤九段が玉を「美濃囲い」に収めると
三浦九段も手堅く玉を「入城」させ、「銀矢倉」に構えました。。
さらに神経質な駒組みは続きますが
佐藤九段はより堅く「銀冠」に組み替えたところで
敵陣へ手持ちの角を投入、いきなり強い踏み込みをみせます。。
直後に角・金交換が成立し、一気にいざ開戦となりました。。
手番を握った佐藤九段はそのまま攻勢を強めますが
三浦九段も素直に受けには回らず、反撃の機会を鋭くうかがい
盤上は緊張感を漂わせながら、57手目の局面で夜戦に備えて
夕食休憩突入となりました。。

Source: 柔らかい手~個人的将棋ブログ
第36期竜王戦・本戦/3回戦「先手は三浦九段、佐藤九段は康光流」