本日は３月の序盤も終わりを告げる早１０日。。
将棋界では４月７日に開幕の時を迎える「春の本場所」
第７９期名人戦７番勝負を戦う両雄が顔を合わせます。。
＜第９２期棋聖戦挑戦者決定トーナメント/１回戦＞
渡辺明名人－斎藤慎太郎八段
現在、王将戦と棋王戦の番勝負を戦い
ともに防衛に王手をかける年度末の主役・渡辺名人と
Ａ級初参戦初優勝の快挙を手土産に名人挑戦を決めた
２８歳の若大将・斎藤八段が棋聖戦を舞台に激突。。
渡辺名人の今期ここまでの成績は３６戦２２勝１４敗（．６１１）。
神童・藤井聡太二冠の挑戦を受けた棋聖戦は１勝３敗と完敗。。
無念の陥落となるも、平行して戦った名人戦では本領を発揮し
４勝２敗の成績で見事、悲願の名人奪取を成し遂げました。
年明けに立て続けに開幕した、棋王と王将の番勝負は
ともに若き精鋭に苦戦を強いられながらも、さすがの勝負強さで
王将戦は３勝２敗、棋王戦は２勝１敗と先に防衛に王手をかけて
いよいよ、総決算の戦いへと臨みます。。
２つのタイトル戦の次に控えるのは
歴史と伝統に彩られた、最高峰のタイトル・名人戦。。
今期の大勝負への試金石として
もちろん名人戦の前哨戦としても負けられない一戦に
現代将棋界の覇者がどのような作戦で臨み、結果を残すのか
全国の将棋ファンからの大きな注目と期待が集まります。。
対します、斎藤八段の今期ここまでの成績は
３８戦２５勝１３敗（．６５８）。順位戦はＡ級で８勝１敗の好成績で
見事優勝。開幕怒涛の４連勝の後、豊島竜王に初黒星を喫するも
崩れることなく再び４連勝を飾り、独走で名人挑戦権を獲得しました。
ＮＨＫ杯でも決勝戦進出を決めるなど
充実のシーズンを過ごす斎藤八段にとっても
本局は負けられない戦い。。
強かな名人に先制パンチを一発決めて
番勝負開幕前に士気を高め、気勢をあげるべく
端正な居飛車党は静かな闘志を燃やします。。
気になる両者の対戦成績は
ここまで４戦して、２勝２敗のイーブン。。
初手合いから斎藤八段が２連勝を飾るも
その後は渡辺名人が連勝で巻き返します。。
本局は２年ぶりの顔合わせ
絶好のタイミングでの対局に両者のモチベーションも高く激戦必至。
名人戦を見据えた現代将棋界最高峰の戦いをぜひ、ご堪能ください。。
表紙は藤井二冠！
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Source: 柔らかい手～個人的将棋ブログ
名人戦の前哨戦。。本日は第９２期棋聖戦・本戦/１回戦「渡辺名人－斎藤八段が実現」