【 投了図・144手目△6五玉 】
投了図での持ち駒
▲木村王位: 香、歩5
△藤井七段: 金2、桂、歩3
昨日、決着をみました
注目の第61期王位戦7番勝負/第2局は
上図144手までで、後手・藤井七段が勝利。
木村王位優勢で迎えた終盤戦
藤井七段は執念の粘りで玉の上部脱出に成功。
その間に、敵将を受けなしへと追い込み、将棋史に残る
衝撃的な大逆転勝利を飾りました。。
終局時刻は午後7時40分。
開幕戦に続き、その強さで全国をどよめかせた
藤井七段が見事な開幕連勝発進を決めました。。
【 終局直後 】
木村王位
-▲2七飛(27手目)のあたりの構想は?
27手目▲2七飛。
上図での持ち駒
▲藤井七段: 歩
△木村王位: 歩
あまりいいとは思いませんでした。
右辺の銀と桂が、思うようにいかしにくい形が
続いたので、失敗したかなと感じていました。
-▲8六角(61手目)と強く受けたあたりは。
61手目▲8六角。
上図での持ち駒
▲藤井七段: 香、歩3
△木村王位: 香、歩2
△9六飛(60手目)は
我慢している手という印象だったので
(こちらも)もうちょっと我慢を続けたほうが
よかったのかなと。難しいところでしたね。
ただ
互角ぐらいの流れかなと思っていました。
-▲2九飛(63手目)と引いた手ごたえは。
63手目▲2九飛。
上図での持ち駒
▲藤井七段: 香、歩3
△木村王位: 香、歩2
流れはいいのかと思っていましたが
常に一手間違えると、攻め込まれたりとか
飛車を取られたりとか、そういった変化が多かったので
プレッシャーを掛けられていました。
-▲4二銀(99手目)から
鋭い寄せと控室では見られていましたが。
99手目▲4ニ銀。
上図での持ち駒
▲藤井七段: 金、歩5
△木村王位: 銀、桂、歩2
ちょっと明快さに欠けたのかなと。
-挑戦者に
△5三香から△2六角と迫られたあたりは。
124手目△2六角。
上図での持ち駒
▲藤井七段: 金、香、歩6
△木村王位: 金、桂2、歩2
最後、何かあったかもしれないですが
逃しているのか。チャンスはあったと思いますが。
-第3局に向けて、抱負を。
一生懸命、精一杯頑張ります。
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Source: 柔らかい手~個人的将棋ブログ
第61期王位戦7番勝負/第2局「終局直後~木村王位、かく語りき」