初防衛を目指す渡辺明王将に
広瀬章人八段が挑戦する、第６９期王将戦７番勝負。
ここまで５局を消化し、広瀬八段が３勝２敗とリード。
タイトル奪取に王手をかけて迎えた大一番/第６局が
昨日より、佐賀県峰町「大幸園」にて開幕。。
１０手目△７七角成。
上図での持ち駒
▲広瀬八段： なし
△渡辺王将： 角
本局の先手は、広瀬八段。
互いに角道を開ける出だしから、上図の局面で
渡辺王将が手損のない角交換を敢行しました。。
４７手目▲２四歩。
上図での持ち駒
▲広瀬八段： 角、歩
△渡辺王将： 角
角交換成立後
カド番でもう後のない渡辺王将は趣向の駒組みを披露。。
「右玉」に構えた６筋の位を取ると、二枚の銀を戦場に繰り出し
気合も十分に戦闘態勢に入りました。。
一方、最新形に駒を組み上げた広瀬八段は
手番を握った上図の局面で、飛車先２筋の歩を突き合わせ
満を持しての仕掛けを開始します。。
【 一日目終了図・６６手目△６六桂 】
上図での持ち駒
▲広瀬八段： 角、桂、歩３
△渡辺王将： 角、銀２
渡辺王将も強く反発し、そのまま開戦となりますが
広瀬八段が鋭い踏み込みで瞬く間に後手陣を切り崩し
形勢の針を力強く引き寄せます。。
自陣を乱された渡辺王将が
反撃の桂馬を拠点の６筋に吊るした、上図の局面で
広瀬八段が次の手を封じて、一日目は終了となりました。。
一夜が明け、迎えた本日決着の二日目。。
６７手目▲６六同銀。
上図での持ち駒
▲広瀬八段： 角、桂２、歩３
△渡辺王将： 角、銀２
すでに終盤戦模様で放たれた
広瀬八段の「封じ手」は、本命の▲６六同銀。。
後手の桂馬を食いちぎり、二日目をスタートしました。。
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王将戦/第６局・一日目の所感。。
Source: 柔らかい手～個人的将棋ブログ
第６９期王将戦７番勝負/第６局・二日目「広瀬八段の封じ手▲６六同銀から」