【 投了図・133手目▲1一龍 】
投了図での持ち駒
▲中村七段: 歩6、香
△永瀬叡王: 角2、銀、桂
将棋界の「夏の風物詩」
第60期王位戦挑戦者決定リーグは今が佳境。
豊島将之新名人誕生となりました金曜日(17日)には
開幕無傷の3連勝で白組のトップに立つ永瀬拓矢叡王が登場。
2勝1敗で後を追う中村太地七段との4回戦に臨みました。
結果は
上図133手までで、先手・中村七段が勝利。
永瀬叡王に初黒星をつけ、最終戦/5回戦を前に
3勝1敗で首位に並びました。。
16手目△7七同角成。
上図での持ち駒
▲中村七段: 歩
△永瀬叡王: 角
中村七段が飛車先で歩を交換してから
上図の局面で永瀬叡王が角交換を敢行する
戦型は「相掛かり」と「角換わり」をミックスしたような
力戦模様の進行となりました。。
103手目▲5五同角成。
上図での持ち駒
▲中村七段: 銀、歩6
△永瀬叡王: 角、金、桂、歩
中盤の長い押し問答の後
永瀬叡王が敵陣深くへと切り込みますが、しかし
中村七段が持ち味である粘りの利いた受けで押し返し
気がつけば形勢は先手へと大きく傾く展開に。。
【 投了図・133手目▲1一龍 】
投了図での持ち駒
▲中村七段: 歩6、香
△永瀬叡王: 角2、銀、桂
最後は厳しく中村七段が後手玉を打ち取り
上図の局面で、永瀬叡王は無念の投了を告げました。
永瀬叡王、中村七段、そして
羽生九段が3勝1敗で並び最終戦を迎える白組。
永瀬七段は澤田真吾六段、中村七段は千田翔太七段
羽生九段は谷川浩司九段と、それぞれ最終戦で対戦し
自身の勝利と、その先の優勝を目指します。。
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決戦の舞台は福岡
名人戦/第4局・一日目の所感
Source: 柔らかい手~個人的将棋ブログ
第60期王位戦・白組「永瀬叡王初黒星、優勝争いは大混戦で最終戦へ」