「将棋界の一番長い日」
第77期A級順位戦/最終戦・一斉対局も
秀英・豊島将之ニ冠の見事な優勝で幕を閉じ
いよいよ年度末ムードの高まる将棋界。
一年をかけて争われてきた
日曜午前のお楽しみ第68回NHK杯も佳境を迎え
本日は準決勝の第一局が放送されます。。
<第68回NHK杯将棋トーナメント/準決勝>
羽生善治九段-丸山忠久九段
今期のベスト4には
羽生善治九段、森内俊之九段、丸山忠久九段
そして郷田真隆九段と「羽生世代」の英雄が揃い踏み。
世代交代が進む中で、大きな話題と喝采を集めました。
本日は将棋の代名詞・羽生九段が登場。
「羽生世代」が誇る4人の名人のひとりでもある
孤高の天才・丸山九段と対戦します。
羽生九段の今期ここまでの成績は
47戦25勝22敗(.532)。順位戦はA級で7勝2敗。
一昨日に行なわれたA級/最終戦では
今期の顔でもある広瀬章人竜王を相手に見事な完勝。
星一つの差で惜しくも、名人戦挑戦権こそ逃しましたが
その緩急自在の指し回しは全盛期を彷彿とさせました。
ここからは気心の知れた同世代との対戦となる
NHK杯は7年ぶりの優勝へ向けて、視界は良好。
今期の初戴冠へのモチベーションも高まります。。
対します、丸山九段の今期ここまでの成績は
35戦20勝15敗(.571)。順位戦はB級2組で5勝4敗。
「角換わり」を中心とした深い研究に強い拘りを持ち
独自の勝負論のもと、時に美学に殉ずることも厭わない
誇り高き丸山九段は、年明けからの成績が6勝2敗と
調子を上げて、本日の羽生九段戦に臨みます。。
攻めに熱く、守りに厚い「激辛流」の将棋で
丸山九段が狙うのももちろん、優勝あるのみ。。
気になる両者の対戦成績は
ここまで56戦して、羽生九段が37勝19敗とリード。
本局は実に、4年ぶりの顔合わせとなります。。
放送時間はEテレにて
午前10時30分から正午12時まで。
解説には「羽生世代」の目標であり高い壁となった
光速流・谷川浩司九段が登場と、文句なしの役者が揃った
「羽生世代」の鍛えの入った将棋をぜひ、ご堪能ください。
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今年の将棋界の一番長い日が閉幕。。
羽生九段は有終の白星を飾るも。。
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解説会も盛況に。。
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王将戦/第4局終局直後の感想
王将戦/第4局・一日目の所感
決戦の舞台は18年ぶりの沖縄
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新しいタイトル戦で目指す、次のステージへ
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藤井七段、衝撃の朝日杯2連覇達成!
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秀英対決はともに譲らず。。決着は最終戦へ
Source: 柔らかい手~個人的将棋ブログ
いよいよ大詰め。。本日は第68回NHK杯/準決勝「羽生九段-丸山九段」